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地域課題特論講座は、「地域課題の総合的探究プログラム」(「地域プログラム」)の一つの講座です。2012年度からの新カリキュラムの一環として、専門的な知見に基づき総合的な判断のできる地域リーダーを育成するために設定された科目群です。各自の専門分野を生かしながら、地域に飛び込み、地域の人から学び、地域を動かす課題発見・解決力を身につけていきます。
人文学部生は、入学時に人文コミュニケーション学科ないし社会科学科に所属し、2年次に学科内のコースに所属し、3年次からコース内のゼミに所属します。つまり学年進行に応じて、各自の専門分野を深めていきます。しかし地域では、市街地活性化や孤独死防止など、それらの専門分野の一つ一つでは対応できない、様々な課題が生じています。
そこで「地域プログラム」では、それらの特定の課題に関心を持った学生がグループをつくり、コースやゼミで学んだ知見を持ち寄って、その課題を総合的に探求していきます。地域課題の発見・解決が目的、専門的な知見が手段となるわけです。
「地域プログラム」では、下図のように、おもに地域に関する5つの独自の科目(「地域課題入門」など)を学んでいきます。それらは、地域の皆様を講師とし、教室よりも現地を教場とし、実習やワークショップを中心とした科目です。
しかしこのプログラムは、就業力や社会人力の育成を目的としたものではありません。あくまでも各自の専門分野を踏まえた上で、それらを超えて協働し、それらの意義と限界を再認識していくための科目群です。地域と連携した新しい形の専門教育、そして「超」専門教育を目指しています。
平成25年度後期から茨城県の協力を得て「地域課題研究」講座を開講しています。この講座は茨城大学と茨城県の連携に基づき、人文学部OBなどの茨城県庁の職員の方に講師を努めていただき、教室での受講生との議論、各種施設の現地観察などを中心に講義が展開されます。