茨城町との共創まちづくり推進2014年度のおもな事業茨城町と茨城大学人文学部は2013年1月に地域連携協定を締結し、2014年度から本学の「戦略的地域連携プロジェクト」にもなっています。こうした背景から、茨城町において実施した大学院サステイナビリティ学教育プログラム「国内実践教育演習」を中心に、戦略的地域連携プロジェクトや人文学部市民共創教育センターとの活動を複層的に組み合わせた地域連携を行っています。 大学院サステイナビリティ教育プログラム「国内実践教育演習」では、事前・事後学習と2泊3日(9/15-17)のフィールドワークにより、地域の実情や課題を捉え、その対応策を検討し、実践に移すことにより、地域の持続可能性に貢献する素地を養うことを目標にしています。ラムサール条約登録を目前にした涸沼を9名の大学院生(理工学研究科7名、教育学研究科1名、農学研究科1名)が実習に取り組んだ結果、次の3つの成果が得られました。 第一に、涸沼のラムサール条約登録に関する地域住民の意識調査がなされていないことから、町と協力して流域住民1000人を対象に調査を実施した結果、9割以上の住民が条約登録を好意的に捉えていることが初めて明らかになった他、さらに住民へ周知する必要があることが分かりました。 第二に、専門家の指導を受け、バードウォッチングに適した場所を示したガイドマップ「ひぬまっぷ」を作成し、さらに各ポイントに至る標識のデザインや設置箇所について提案しました。ガイドマップや標識は修正の後、印刷・配布、設置を計画しています。これらの成果は、11月16日に開催された「ひぬま環境フォーラム」や茨城新聞等でも発表されました。 第三に、今回の活動を通じて茨城町や地域諸団体との連携が拡充しました。「国内実践教育演習」の初日に「NPO環〜WA」の協力を得て作成した間伐材のベンチは、水戸市立博物館の特別展『里山-人と自然がつながる未来へー』(10/13-11/16)にて展示されました。 【参考】
茨城町魅力再発見ウォーキング会(2014年4月6日)平成25年1月に地域連携に関する協定を締結した茨城町で平成26年4月6日(日)に人文学部市民共創教育研究センターと茨城町が主催し「茨城町魅力再発見ウォーキング会」を茨城町から市民グループなど30名、人文学部から学生・教職員10名が参加し実施しました。 ◆千貫桜 かつてこの地に桜の巨樹があり、義公(水戸光圀公)が終日めでて「千貫の価値」があると賞賛したといわれる。現在は枯死したが、この地を千貫桜と称し、往事のようすをしのんでいるとの説明を受け、現在の茨城町の魅力ポイントを再発見しました。 ◆息栖神社 茨城町の歴史サークルから、神社の由来、鳥居の方向と集落の関係の説明があり、現在は鳥居の前は畑となっている、昔は集落の中心であり村社として祭り続けられているそうである話を伺った。 ◆ウォーキングコース 北関東自動車道の側道を下り、涸沼川へ ◆茨城町運動公園 ウォーキングコースの中間点、茨城町運動公園で休憩、一行は、差し入れされたイチゴで舌鼓 ◆馬術苑 馬術苑付近は、色鮮やかな桜、純白の桜が満開。乗馬練習 を見ることができました。 ◆大戸桜公園 大戸の桜は開花前のため、大戸桜公園でソメイヨシノの満開を楽しみました。 ◆さくら咲くサクコースウォーキング 3時間のウォーキングを終え、茨城町から銘菓や手作りパン、ペチュニア苗のお土産品が配られ、心もからだも茨城町の魅力でいっぱいで解散となりました。 |